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Experiment #2

〈わたし〉を 回復するための教育

Education × Identity

「学校は人に物を教うる所にあらず。ただその天資の発達を妨げずしてよくこれを発育するための具なり」。福澤諭吉が「Education」の訳語としてあてたのが、この「発育」という言葉でした。しかし、現在の教育の多くは、人の「天資」に注意を払っていません。制度化されたスキルセットをインストールすることに夢中になり、天資を発達させるどころか外見や性別などさまざまなバイアスによる歪みが増幅されるなかで、これからの教育はいかに可能なのでしょうか?

Report

Experiment #



Cast

Makiko Nakamuro

中室 牧子

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本銀行、世界銀行、東北大学を経て現職。コロンビア大学公共政策大学院にてMPA、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.取得。専門は経済学の理論や手法を用いて教育を分析する「教育経済学」産業構造審議会委員、革新的事業活動評価委員会(規制のサンドボックス)委員、厚生労働省統計改革ビジョン2019有識者懇談会委員など複数の委員を兼任。著書はビジネス書大賞2016準大賞を受賞し発行部数30万部を突破した「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、週刊ダイヤモンド2017年ベスト経済学書第1位の『原因と結果』の経済学」 (共著、ダイヤモンド社)など。

Ko Ishihara

石原 航

アーティスト

慶應義塾大学政策メディア研究科に在籍中。信用や分人、フェイクカルチャーをテーマに様々な作品、システムを制作しながら、超信用社会におけるデジタルコミュニティの可能性を模索、研究中。

Hina Sakugawa

佐久川 姫奈

慶應義塾大学 総合政策学部 4年

カナダの高校を卒業後、2017年9月に慶應義塾大学総合政策学部に入学。大学や社会に蔓延る性暴力に強い問題意識を抱き、有志の学生らと共に2019年11月にSafe Campus Keioを発足。中室牧子研究会、小笠原和美研究会に所属。

Jun Murai

村井 純

慶應義塾大学 教授

工学博士。1984年日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。1988年WIDEプロジェクトを発足させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。内閣官房参与、他各省庁委員会主査等を多数務め、国際学会等でも活動。2013年ISOCの選ぶ「インターネットの殿堂(パイオニア部門)」入りを果たす。「日本のインターネットの父」として知られる。

Experiments

公開実験

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