logo

Experiment #5

まなざしは風景を どう変えたのか

Scenery × Digitalization

わたしたちが想像する「風景」とは、現実だけでなくむしろ写真や絵によって形づくられています。いまやSNSの普及によって「映え」の観点が建築や空間デザインに取り入れられ、ディープフェイクによって生み出された実在しない風景写真さえ可能ですが、イギリスの自然風景式庭園など風景の歴史を振り返ってみればそもそも人間が考える「美しい風景」とはロマン派絵画のように実在しない「理想のイメージ」によってつくられつづけてきたものだといえるでしょう。実在するか否かを問わず無数のイメージが氾濫しゆくなかで、イメージと実空間のハイブリッドな風景はどのようなものになるでしょうか。

Report

Experiment #



Cast

Hajime Ishikawa

石川 初

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。博士(学術)。ランドスケープアーキテクト。京都府宇治市生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒業。鹿島建設建築設計本部、株式会社ランドスケープデザイン設計部を経て2015年より現職。「思考としてのランドスケープ ―地上学への誘い」(LIXIL出版、2018)にて日本造園学会賞受賞。ランドスケープの思考を様々なデザインに応用する研究・教育に携わっている。

KOKI AKIYOSHI

秋吉 浩気

建築家・メタアーキテクト・VUILD株式会社代表取締役CEO

1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科を卒業し、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科X-DESIGN領域にてデジタルファブリケーションを専攻。2017年にVUILD株式会社を創業し、「建築の民主化」を目指す。デジタルファブリケーションやソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。主な受賞歴にSDレビュー入選 (2018)、SDレビュー入選 (2019)、Under 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞 (2020)。

Ken Ohyama

大山 顕

写真家・ライター

1972年生。工業地域を遊び場として育つ。千葉大学工学部卒業後、Panasonicに入社。シンクタンク部門に10年間勤めたあと独立。主な著書に『工場萌え』(石井哲との共著、東京書籍)『団地の見究』(東京書籍)、『ショッピングモールから考える』(東浩紀との共著、幻冬舎)、『立体交差』(本の雑誌社)、『新写真論』(ゲンロン叢書)など。

Experiments

公開実験

Check All Expt